CBEAM

バルクデータエントリ 構造モデルのビーム要素(BEAM)を定義します。

重要: 陰解法および陽解法で有効

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CBEAM EID PID GA GB X1/G0 X2 X3 OFFT
PA PB W1A W2A W3A W1B W2B W3B

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CBEAM 2 39 7 3 13
513 3.0

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有の要素識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

PID PBEAM またはPBEAMLプロパティエントリの識別番号。
整数
このプロパティの識別番号を指定します。
<文字列>
このプロパティのユーザー定義の文字列ラベルを指定します。 8

デフォルト = EID(整数 > 0または<文字列>)

GA,GB 結合ポイントの節点識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0。GAGB

X1,X2,X3 GAの変位座標系の成分に対して平行なベクトルvの成分、終点Aの成分、終点Aのオフセット点で測定した成分、または基準座標系。これにより、(オフセット終端Aからオフセット終端Bへのベクトルで)ビーム要素の要素座標系の向きを決定します。 5

デフォルトなし(実数) 3

G0 X1X2X3を指定するための節点識別番号(オプション)。方向ベクトルの方向はGAG0です。

デフォルトなし(整数 > 0) 3

OFFT オフセットベクトル指定として解釈される文字列の指定。 5

デフォルト = GGG (文字または空白)

PA, PB ビーム終端Aおよびバー終端Bそれぞれのピンフラグ。節点と選択したビーム自由度の結合解除に使用します。自由度は要素の座標系で定義し、ピンフラグはビームのオフセット終端に適用します。このビームで、ピンフラグで解除するPAおよびPB自由度と剛性を関連付ける必要があります。たとえば、PA=4の場合、PBEAMエントリでJ(ねじり剛性)に0以外の値を指定する必要があります。 4

デフォルトなし(整数 0。空白が埋め込まれていない1~6の固有の数字のうち、最大5個)

W1A,W2A,W3A, W1B,W2B,W3B オフセットベクトルの成分。節点AおよびBの変位座標系または要素座標系において、節点から、せん断中心の軸の終了ポイントまでを測定します。 5

デフォルト = 空白(実数または空白)

1. ビーム要素の座標系


2. 内力とモーメントの方向(CBEAMエントリ)


コメント

  1. 要素識別番号は、その他すべての要素識別番号の中で固有である必要があります。
  2. X1/G0が正の整数でX2X3が空白の場合、要素の方向付けにはG0が使用されます。それ以外の場合は、X1X2X3が使用されます。
  3. G0GA または GB.
  4. ピンフラグやオフセットがない場合は、継続を省略できます。
  5. OFFT文字列は、オフセットおよび方向ベクトル成分がどのように計算されるかを指定します。デフォルトでは、オフセットベクトルは節点AとBの両方の全体(局所変位)座標系で指定し、方向ベクトルは節点Aの全体座標系で指定します。以下のコードを使用することにより、オフセットベクトルをオフセット座標系で、また方向ベクトルを基本座標系で指定することができます。有効な文字列とその意味を以下に示します:
    OFFT Orientation Vector 終端Aのオフセット 終端Bのオフセット
    GGG Global Global Global
    BGG 基本 Global Global
    GGO Global Global オフセット
    BGO 基本 Global オフセット
    GOG Global オフセット Global
    BOG 基本 オフセット Global
    GOO Global オフセット オフセット
    BOO 基本 オフセット オフセット
    オフセット座標のx軸の向きはGAからGBで定義されます。オリエンテーションベクトルとオフセット座標系のx-軸は、オフセット座標系のzとy軸の定義に用いられます。オフセット座標系のz-方向を生成するために、節点Aから節点Bに向かうベクトルとオリエンテーションベクトルの外積からベクトルが計算されます。
  6. オフレットベクトルは、剛体要素のように扱われます。オフセットベクトルの長さは、熱荷重に影響されません。
  7. 断面の反りによるねじり剛性は考慮されません。
  8. 文字列のラベルを使用すると、要素カードで参照する場合にプロパティを視覚的に識別しやすくなります。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
  9. 以下のASCII .forceファイルでは、SHEAR-1とBENDING-1の値は図 1のPlane-1に、SHEAR-2とBENDING-2の値は図 1のPlane-2に関連付けられています。
    ITER     0     1
            1        1 LOAD:      2 (LOAD) Transverse_Load
       BAR #-END  AXIAL     SHEAR-1     SHEAR-2     TORQUE    BENDING-1   BENDING-2
           1-A  0.000E+00  0.000E+00  -2.5000E+02  0.000E+00  0.000E+00  -2.5000E+04
           1-B  0.000E+00  0.000E+00  -2.5000E+02  0.000E+00  0.000E+00   1.4552E-11
  10. このカードは、HyperMeshではbar2要素として表されます。