CFASTG

バルクデータエントリ スポット溶接、リベット、ボルトなど、結合をモデル化するために使用できるファスナーを定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CFASTG EID PID ELSET REFNODE CID INFLRAD SRCHRAD
ADJUST WTMETH PJID
SURF ID1 ID2 ID3 etc.

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CFASTG 22 1 17 2.5 10.0
YES UNIFORM
SURF 31 32

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有の要素識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

PID PFASTGエントリの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

ELSET (オプション)このファスナーがJOINTG要素によって明示的にモデル化されている場合に、JOINTG要素IDを参照します。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

REFNODE (オプション)ファスナーの定義と内部JOINTG要素の生成に使用される位置決め節点を定義するGRID SET IDの識別番号。このフィールドをPJIDと組み合わせて使用して、PJOINTGを内部作成されたJOINTG要素に割り当てることができます。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

CID このCFASTGファスナーの座標系の識別番号。この座標系フィールドが定義されていない場合は、位置決めポイントおよび位置決めポイントの投影先であるサーフェスに基づいて、内部座標系が生成されます。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

INFLRAD 内部RBE3要素の生成に使用できるファスナーサーフェス上の節点の、このサーフェス上の投影ポイントからの最大距離。

デフォルトなし (実数 > 0.0)

SRCHRAD (オプション)サーフェス上のファスナーポイントを検出する際の位置決めポイントからの検索半径。

デフォルト = 空白 (実数 > 0.0)

ADJUST CIDの局所Z方向の調整を制御します。
YES(デフォルト)
CIDフィールドが定義されている場合、このADJUSTフィールドは、OptiStructが投影ポイント位置のサーフェス法線方向と一致するように局所Z方向を調整するかどうかを制御します。
NO
CIDフィールドが定義されている場合、局所Z方向は調整されません。
空白
WTMETH 内部生成されたRBE3要素の重みの計算方法を制御します。
UNIFORM(デフォルト)
重みは、ファスナーポイントまでの距離に基づいて、均一に減らされます。
LINEAR
重みは、ファスナーポイントまでの距離に基づいて、一次関数的に減らされます。
QUADRAT
重みは、ファスナーポイントまでの距離に基づいて、二次関数的に減らされます。
CUBIC
重みは、ファスナーポイントまでの距離に基づいて、三次関数的に減らされます。
PJID (オプション)PJOINTGエントリの識別番号。このフィールドをREFNODEフィールドと組み合わせて使用して、内部生成されたJOINTG要素にPJOINTGプロパティを割り当てることができます。このフィールドが定義されていない場合、JOINTGエントリはRBEAMタイプを使用して定義されます。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

SURF CFASTGによって結合されるサーフェスを定義するための継続行フラグ。この後ろにサーフェスIDが続きます。
IDi このCFASTGエントリによって結合されるサーフェスを定義します。これらのIDiは、SURFバルクデータエントリの識別番号を参照します。

デフォルトなし(整数 > 0)

コメント

  1. CFASTGエントリは、2つのサーフェス間のファスナー結合の定義に使用されます。
  2. 現在、CFASTGエントリは以下でサポートされています:
    • 非線形陰解法解析
    • 陽解法動解析