CGASK12
バルクデータエントリ GASK12ソリッドガスケット要素の結合を定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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CGASK12 | EID | PID | G1 | G2 | G3 | G4 | G5 | G6 | |
G7 | G8 | G9 | G10 | G11 | G12 | ||||
CORDM | CID |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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CGASK12 | 71 | 4 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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EID | 固有の要素識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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PID | PGASKプロパティエントリの識別番号。 デフォルト = EID(整数 > 0) |
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G# | 結合ポイントの節点識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
|
CORDM | 次のフィールドが材料座標系を参照することを示すフラグ。 | |
CID | 材料座標系識別番号。 デフォルト = 0(整数 ≥ -1) |
コメント
- コーナー節点G1、G2、およびG3はガスケット要素底面で連続した順序で与えられる必要があります。コーナー節点G4、G5、およびG6は上面で、G4の反対側はG1、G5の反対側はG2等となります。エッジ節点G7、G8、およびG9はガスケット要素底面で連続した順序で与えられる必要があります。エッジ節点G10、G11、およびG12は上面で、G10の反対側はG7、G11の反対側はG8等となります。
図 1.
- 上面および底面上のユーザー定義の節点番号順が上に示すシーケンスと逆である場合、右手向きの番号順を成すよう節点が再番号付けされます。これは、節点G1をG3と、G4をG6と入れ替えることで達成されます。そのような場合、要素の局所座標系は、再番号付けされた節点シーケンス上に構築されます。
- CGASK12要素の要素座標系は以下の様に定義されます。
局所3-方向(デフォルトではガスケット材料板厚方向)は、要素の上面と底面上の単位法線方向の単なる平均として定義されます。局所3-方向が定義された後、それに従って局所1-2平面が生成されます。
そして、局所1方向と2方向は以下のように定義されます。基準x-軸を局所1-2平面に投影し、デフォルトの局所1-方向とします。基準 x-軸が局所3-方向と0.1°以内の違いの場合、基準 z-軸が局所1-2平面に投影され、局所1-方向として設定されます。そこで、局所2-方向が決定されます。
- ガスケットの材料座標系はデフォルトでは要素座標系と同じで、PGASKエントリを通して、事前に指示された座標系として定義することが可能です。
- HyperMeshでは、このカードはgask12要素として表されます。